2021-07-30
夏休みに入り、家族が家にいる時間が多くなりましたね。
一緒に過ごせることが幸せな反面、「体温計どこ行った? ハサミ使ったら戻してよ~ さっき使ってたリモコンが見つからない。」なんて言葉が増えるのもこの時期ならでは。家族の滞在時間が長いからこそ部屋をスッキリさせて効率よく気分よく過ごしたいですよね。
こうした毎日の探し物や家族が物を元に戻せない、という現象が起こっている時は収納を効率よく見直す絶好のチャンスです!!
せっかくの夏休み、家族がおうちで過ごす時間が増えるからこそ、散らかった物に振り回されず、いつだって家族円満に過ごせるように工夫していきましょう!
それが叶う為に、今日は圧倒的に取り出しやすい!収納の基本についてお伝えします!
取り出しやすく戻しやすい、がポイント!
「収納」という文字でネット検索すると、どのような収納ケースが使いやすいか、物が綺麗に見えるしまい方、などが上位に挙がってくると思いますが、ここではおススメ収納グッズのご紹介や、スッキリする畳み方などはお伝え致しません。
イジワルじゃなくて…
前提としてコレを知っておくだけで圧倒的に取り出しやすく+戻しやすくなる収納の特徴をご紹介します!
このページを読んでいるあなたが、もし何をやっても改善しなかったと感じているなら、基本に立ち返るつもりで最後までお読み頂けると嬉しいです!
収納の基本は空間を区切ること
収納の基本はいくつかあるのですが、今日はその中でも特に最初に知らないと危険!前提知識として絶対知っておいた方が良いよ!という骨組みのお話をします◎
それは何かというと『空間をしっかり区切る』ことです。
どういうことかというと、ちょっとここで簡単なワークをします。片手を上げて目の前の空間を触ってみてください。
…手応えって ありますか?
ぶっちゃけ、ありませんよね? スッカスカ状態。
空間ってどこまでも続いているのでどこで区切って良いのか分かりません。(空間把握能力って女性は特に《不得意》とされる分野)
例えば、ホテルのビュッフェをイメージしてください。熱々のトマトパスタの大皿に、冷え冷えのショートケーキが入っていたら、どう思いますか?ショートケーキはショートケーキの大皿に鎮座してて!って感じませんか?さらに、そのトマトパスタの大皿にサラダも刺身もカレーもごっちゃになっていたら…見た目にも美しくありませんし、一体何が入ってるのか分からない間違った大人のお子様ランチ状態を目にすることでしょう。
これ、お部屋の中でも起こっていることなのです。例に出した大皿が収納スペース。その収納スペースのどの位置に、どんな物を置いたら見た目もスッキリと、且つ取り出しやすく戻しやすいのかを自分が意図して区切ることで圧倒的に取り出しやすく整えることができるのです。
要はメリハリが大事ってこと◎ だから、空間は積極的に区切ってあげるべきなのです。
では、どのように区切れば良いのか、次にお伝えしますね◎
収納ポイント
今からお伝えする内容は、取り出しやすく戻しやすい収納の特徴になりますのでそれぞれのポイントをしっかり覚えましょう!
収納は主に棚タイプと引き出しタイプがあります。
【棚タイプ】
棚タイプの収納は食器棚、本棚、クローゼット、などがあります。棚タイプで空間を上手に区切るには上段・中段・下段の3段階に区切ります。
でも一体、どこからどこまでが上段なの?と感じますよね。棚タイプの空間を区切る時のポイントは、中段エリアだけ覚えましょう!中段と認識できるエリアは自分の目線から腰の高さまでが中段になります。
他は、目線以上だと上段、腰以下だと下段という扱いになります。
もちろん、棚によっては目線ピッタリに棚が区切られてない場合もあると思いますが、1㎜の狂いもなく!という正確さに神経を尖らせるよりも、ザックリと空間を区切るイメージで問題ありません◎
気楽な気持ちで空間を区切る習慣を身につけていきましょうね(*^-^*)
【引出しタイプ】
引出しタイプの収納は、机、タンス、キッチンなどに用いられます。引出しタイプで空間を上手に区切るには手前・奥で区切ることを意識してください。
さらに、手前は頻繁に使う物を、奥は普段あまり使わない物を収納すると良いです。でも、こうして区切る理由は何だか分かりますか?
引出しを普段どのように使っているかを思い出して欲しいのですが、例えばペンを引き出しから取り出そうとした時、ガラガラガラーーーーっと、奥の角が見えるほど全開ってしませんよね? せいぜい手前15㎝程度を開くと思います。カラっと軽い感じで。人は身体工学上、動きやすい範囲が決められている為、毎回引出し全開!!という動作は無意識でしないのです。だから、引き出しを軽く開けたその15㎝程度の手前の空間によく使う物が収納されていると取り出しやすいし、戻す時も楽々戻せる!という理由があるのです◎
✓キッチンなら、手前:普段使いのお茶碗やコップ、カトラリー / 奥:お客様用の食器
✓机なら、手前:印鑑やハサミ / 奥:インク、のり、テープなどのストック類
こんな感じです。イメージはできますか?
【棚・引出し 共通ポイント】
左右で区切る。これはもう言うまでもありませんが、空間が横に広い場合には特に意識して区切って欲しいです。
利き手によっても右寄りによく使う物が集合していると便利!など感覚は人によって様々ですし、例えば備え付けの扉のタイプも引き戸、開き戸、折れ戸など多種多様あります。取り出しやすさ、取り出しにくさは実際に物を収納し、何日か生活をしてみてシックリくる。というように徐々に馴染んできたりもします。
この左右で区切るという棚タイプも引出しタイプも共通するポイントは是非覚えておきましょう!
明確に区切るためにラベルや収納ケースを活用すると尚良いでしょう◎
収納以外の落とし穴に注意
収納に限らず、部屋の片付けをしていると懐かしい写真が出てきて目が奪われたり、息抜き程度に触ったスマホでLINEチェックをしていたと思ったら、ガチのネットサーフィンにいつの間にか行動がすり替わって時間が随分経っていた。なんてご経験はありませんか?
これだと時間がいくらあっても足りませんし、終わりが見えなくて「また終わらなかった…」と自分を責めてしまったり、モチベーションの低下につながるケースが多いです。
部屋をキレイにして心穏やかに過ごす為にも、時間や行動もしっかり区切る!これは部屋を整える時の基本姿勢になります◎
まとめ
空間の線引きは曖昧になりやすいからこそ意識して区切る習慣を持つこと
棚タイプは上段・中段・下段で区切る
引出しタイプは手前・奥で区切る
棚・引出し共通ポイントは 左右の区切りも意識する
空間に限らず、時間と行動の区切りでメリハリをつける
ということで、以上が圧倒的に取り出しやすい!収納の基本のお話しになります。
最後までお読み頂きありがとうございました!
シンプルなポイントばかりですが、これだけで使いやすさが圧倒的に変わります。暑さはまだまだ続きますが、意識を全集中させながら、楽しく進めてみてくださいね(*^-^*) あなたの頑張りを私は応援しています!