2022-02-28
こんにちは。
「10年後にお金を2倍にするマネープランニング」がコンセプトの
ファイナンシャルプランナーの川井えりかです。
毎年「春」は値上げの季節です。
特に今年は値上げラッシュで、
調味料や紙製品など、生活必需品の値上げが相次いて発表されています。
そんな中でも特に驚きだったのが、
10円の駄菓子でおなじみの「うまい棒の値上げ」です。
2022年4月から、うまい棒の値段は12円、なんと、一気に20%の値上げです。
パッケージ代と輸送費だけで10円超えているだろうなと思ってはいましたが、
1979年に発売されてから42年間ずっと10円だったものがついに値上げとなりました。
物やサービスの値段、つまり物価は上がっています。
物価が上がることをインフレと言います。
皆さんにとってはインフレは良いことですか?
それとも悪いことですか?
インフレは悪い、インフレは困る。
と不満を言っても世の中は変わりません。
ですが、インフレを歓迎できるように自分が変わることならできます。
インフレ対策、一緒に考えてみましょう!
インフレ対策には投資が有効
皆さん、投資はしていますか?
投資で損が出るのは嫌だ。
投資は先が読めないから怖い。
投資はお金持ちがするもの。
なんて思っていませんか?
投資は、日々の生活を安心して過ごすために、誰にとっても必要です。
生活必需品の値上げは、困りますよね。
それは、私たちがモノやサービスの買い手だからです。
では、売り手側の値上げをした会社はどうでしょうか?
原材料費が高い、輸送費が高い、人件費が高いなど、
必要な経費が増えることが値上げを決定する理由です。
値上げをすれば売上が上がるので、
必要な経費をカバーして会社に利益が残るようになります。
会社に利益が残れば業績が良くなります。
業績がよくなった会社の株価は高くなります。
株価が高くなると、
株式投資をしている人は利益が出ますよね。
物価と株価は連動します。
インフレに備えたいなら、株式投資が適切な手段です。
そうは言っても、
投資は上がったり下がったり、お金が変動するので不安・・・という人も多いと思います。
そもそも世の中のモノやサービスは、上がったり下がったり、価格の変動するものばかりです。
「今日1パック200円の卵が、昨日は特売で120円だった」
なんてことは日常茶飯事ですよね。
私たちが買うものの値段は上がったり下がったりするのに、
物を買う時に必要なお金は全く変動せずいつでも元本を保証してほしい。
この考え、実は少し注意が必要です。
元本保証は、お金の価値までは保証しません
「今手元にある100万円が1円たりとも減ってほしくないから、お金は銀行に預けるのが安心。
金利が低いので利息はつかないけれど、マイナスにもならない。」
このような考えの人はここ数年でかなり減ったように感じますが、まだまだ多数派です。
例えば、数年前は100万円で販売していた自動車が、
時間の経過とともに値上がりして今は150万円で売っている。
数年前は銀行に預けている100万円で買うことができたけれど、
今車が欲しいと思っても100万円では買えません。
100万円という数字で見ると自分が持っているお金に何の変化もありませんが、
100万円を「将来車を買うために必要なお金」に置き換えると、50万円足りない、つまり50万円価値が下がったことが分かります。
私たちがお金を持っているのは、
この先何かを買うためです。
投資をして、自分のお金を物価に連動するようにしておくと、
物価が上がればお金がふえる、
そして物価が下がればお金が減ります。
お金が減るのはネガティブなことですが、
「物価も下がっているので結局欲しいものが手に入る」
と考えることもできます。
ひたすら貯金額を増やしていくことを目標にお金を貯めている人は貯金がよいかもしれませんが、
老後資金や教育資金など将来何かに使う目的でお金を貯めるなら、
物価に連動する投資を取り入れた方が安心です。
すぐに使う予定のあるお金は銀行に貯金、
暫く使わないお金は投資と使い分けるのがお勧めです。
【おまけ】経営者は、自分の商品の値上げも忘れずに
whabitのコラム読者さんは会社経営者や個人事業主が多いので、最後におまけです。
自分の商品やサービスの売れ行きがイマイチの時、
「もっと安くしたら買ってもらえるのだろうか?」
と考えたりしていませんか?
自分が経験を積むほどに、自分の商品は改良されているはずです。
その価値を乗せて、値上げしていくのが普通です。
値下げは買い手に喜ばれません。
あなたの商品を最初に購入してくれた初期のお客様への裏切りになります。
まだ試行錯誤しながらやっていた頃の自分を信じて買ってくれた最初のお客様のこと、
ずっと大切にしたいですよね。
安く始めて徐々に値上げしていくのが、
自分の商品価値を高めながら初期のお客様(つまりあなたのファン)を喜ばせる秘訣です!
と、言いつつ私は一度もコンサル料の値上げをしていませんので、
そろそろ検討しなくてはなりません・・・汗
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ファイナンシャルプランナー
川井えりか