2021-07-01
こんにちは。
「10年後にお金を2倍にするマネープランニング」がコンセプトのファイナンシャルプランナーの川井えりかです。
私自身が常に意識している「収入」の考え方と、お金に関する決断をする時の基準をご紹介したいと思います。
女性は月収より時給で収入を考えるべき
私は、「今よりもっと収入をふやしたい!」と常々思っております。笑
ところが、独身時代と、夫婦二人時代と、子育て中の現在では「どのようにして収入をふやすか」の考え方が大きく変わりました。
どのように考えが変わったかというと、
・夫婦二人時代:単価の高い仕事を受注して収入をふやす
・子育て中:時給を上げて収入をふやす
自分自身で実験済みなので確信を持って言えますが、女性(特にママ)は、収入をふやしたいなら自分の時給を意識すべきです。
そうすれば、仕事と家庭の両立も、ストレスなくできるようになります!
独身時代の長時間労働
私がファイナンシャルプランナーとして独立したのは、独身で一人暮らしをしていた時でした。
24時間365日がすべて自分のためだけにある、今となって振り返るとただただ「自由」という一言に尽きる時でした。
私は仕事が大の大の大好きです。
独立したばかりということもあって、仕事があることだけでも嬉しくて、眠らずに朝までお客さまのライフプランを設計していたこともしょっちゅうありました。
仕事が楽しいので朝まで働いても何も苦痛ではなく、睡眠時間を削ればたくさん時間があるからいくらでも仕事も受けられる。
そうすれば収入もふえる。長時間労働で収入をふやそうという考え方です。
会社員でも、独身だと残業をする人は多いですね。夜にプライベートの予定がなければ、残業してたまった仕事を片付ける。そうすれば仕事は片付くし残業代ももらえて収入も多くなります。
ですが、長時間労働は収入と引き換えに「時間」と「健康」を失います。
例えば、時給1,000円のアルバイトでも、毎日17時間、休日なしで月30日働くと月収51万円です。(法律違反ですが)
独身時代のスケジュールを見ると、朝から晩まで仕事や会食のアポで、予定のない日(いわゆる休日)がありません。
「この人いつ休んでたの?!」
と過去の自分にひきます。笑
休まず働けば、誰だって月収50万円、100万円は可能だと思います。
ただ、この生活を10年、20年続けたら間違いなく健康を害しますよね。
仕事を選ぶようになった夫婦二人時代
夫と二人で生活するようになって、仕事の仕方が大きく変わりました。
同じ空間(家)の中に、仕事の電話が頻繁に鳴ったり、夜遅くまでパソコンをカタカタカタカタカタカタカタカタ・・・とする人がいたらリラックスできないですよね。
「家に仕事を持ち込まないで!と奥さんに怒られるんだ~。」
という話を既婚の男性からよく聞きますが、まさにその方と同じ状態です。(笑)
無限に仕事をするのはもうやめよう。と決めて、限られた時間で仕事をするので、何でも引き受けるのではなく仕事を選ぶことにしました。
独身の頃の24時間営業時代から収入を下げずに、会社員と同じくらいの労働時間に抑えるにはどうしたらよいか?
仕事に優先順位を付けることと、労働の対価に見合わない業務はやめたり、値上げしたりしました。
自由すぎると工夫することを忘れてしまいます。仕事に限らず、制約がある方が、大変ですが成長できますし、やりがいがあります。
子育てしながら仕事をするなら時給にこだわる
3歳の娘がいる現在の私が仕事をするのは、子供が幼稚園に行っている日中の6時間です。
「保育園にすればもう少し長く預けられるじゃない」
と思われるかもしれませんが、子供と一緒に3時のおやつを食べながら、今日の幼稚園はどうだったとか、夕飯まで何して遊ぼうかとか二人で話すのが一日で一番幸せな時間です。
この時間は絶対に失いたくありません。
その代わり、日中の6時間は1分も無駄にせずフルパワーで仕事をします。誰かと約束していない限り、昼食もとりません。(3時のおやつがあるので、とらなくても平気です)
24時間好きに使って仕事をしていた独身時代と比べると、6時間しか自分の時間がなくて、残りの18時間は家事と育児と睡眠時間です。
ママはどの家もそうで、「仕事」「家事」「育児」と3つ仕事を掛け持ちしています。
時給1,000円で毎日17時間、30日休まず働けば月収51万円ですが、ママにはこんな働き方をする時間はありません。
そのため逆算して時給を計算するのです。
51万円÷毎日6時間÷月20日稼働=時給4,250円
時間さえあれば誰でも稼げる月収51万円をママが稼ごうと思うと、時給は4,250円です。この数字を意識して仕事をします。
もっと収入をふやしたいなら、時給が5,000円になる方法、6,000円になる方法を考えるのです。
そして自分の時給がわかると、お金の決断が早くなります。
例えば、1,000円のタクシー代を払うことで、移動時間が20分短縮できて仕事に充てられる。
時給3,000円以上の人なら迷わずタクシーに乗りましょう。その方が、お金(収入)がふえるからです。
これを機に是非自分の時給、計算してみてください。
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