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2021-10-16

こんにちは

アレルギーフリー食研究家の野田真実です。

野田

 

Whabitがオープンしてからこれまで、グルテンカットのについてご紹介してきました。

今回は自分の本業である「アレルギーっ子の食費事情」についてお話したいと思います。

 

 

アレルギーっ子育児をしているご家庭は、どちらかといえば、エンゲル係数が高くなる傾向があります。

 

 

それは、贅沢をしているからではなく、ごく普通の生活を送っていても、どうしてもエンゲル係数が高くなってしまうのです。

 

 

少なくとも我が家は、一般的なご家庭に比べると、エンゲル係数は高いと言えます。

その理由は、ナゼだかお分かりになりますか?

 

 

 

アレルギーっ子の家庭の買い物事情

 

 

それでは、すこし想像してみてください。

 

 

例えば、家に帰る途中にお腹が空きすぎてどうしようもない時に、近くにコンビニがあったとします。

 

 

そんな時ふらっと立ち寄って、おにぎりやパンお菓子などを買って、お腹を満たしたご経験は、きっと一度や二度はあるのではないでしょうか。

 

 

食物アレルギーがある場合、その「ふらっと立ち寄って、買いたいものを買う」ということがなかなかできないんです。

 

 

なぜなら、アレルギーの影響で、食べられる商品が限られてしまうからです。

 

 

アレルギーの重症度合いにもよりますが、小麦アレルギーのある場合だと、パン・洋菓子・スイーツ類はほぼアウト。

 

 

おにぎりだって小麦が使われている種類だってありますし、これからの季節においしい肉まんや揚げ物系の食べ物にもほぼ小麦が使われているので、こちらも食べられません。

 

 

最近はコンビニでもヴィーガン商品や、無添加で体に優しい商品も増えていますが、そういう商品は、通常の商品の倍はする価格帯というのが現実です。

 

 

ですが、それしか食べさせてあげられない子どものためには、価格が高くても買ってあげたくなってしまうものです。

 

 

スーパーでのお買い物の場合、値引きシールが貼られている商品を横目で見つつ、原材料表示の確認をしながら安くもお得でもない、年中定価の商品に手を伸ばすしかないのが実情なのです。

 

 

 

見切り品シールへの恐怖心

 

 

そもそも、アレルギーのある人が食べられる商品が、セールや値引きをすることはほどんどありません。

 

 

アレルギー対応商品は、本当にありがたい存在ではありますが、どうしても割高な価格帯なのです。

 

 

例えば、ゆでうどんが1袋50円くらいで買えるところを、その5倍くらいする価格のグルテンフリー麺を買うしかないのです。

 

 

アレルギーの方が年々増えているとはいえ、需要と供給のバランスを考えると、たくさん売れる商品ではない分、価格も割高なのです。

 

 

もし、アレルギー対応商品に見切り品シールが貼られているとき。それは在庫入替えで棚からなくなるかもよという合図のことがほとんど。

 

 

お得になっているのはうれしい反面、「全部購入して必要性をアピールしておかなきゃ!」というアレルギーっ子ママ特有の苦労もしょっちゅうしています。

 

 

 

 

アレルギー対応食品だけでなく、一般の商品を買うときも同じ理屈。

 

 

アレルギーっ子は添加物にも反応する場合があります。

 

 

添加物の含まれていない、原材料のシンプルなものを選ぶと、そういう商品もやはり価格的には、少々割高な物ばかり。

 

 

外食も気軽にできない分、家庭で食べるものは不自由せずに食べられるものをめいっぱい食べさせてあげようとすると、その結果エンゲル係数が爆上がりしてしまうのです。

 

 

 

メリットもあります!

 

 

食費代は一般的なご家庭よりかかり、エンゲル係数は高くなってしまうのですが、悪いことばかりではありません。

 

 

それは、小さい頃から素材を活かした味付けのものや無添加、オーガニックのものを食べてるせいか、味覚がとても敏感に育っています。

 

 

出汁のきいた味が大好きで、逆にこってりした味付けのものやドレッシング・ソース類もつけないで食べることが多いです。

 

 

風邪もほぼ引かないし、とにかくアレルギーのこと以外はめちゃくちゃ元気!

 

 

「普段から口にしているもので身体は作られている」という言葉そのものだなと、我が子達を見ながら思っています。

 

 

家の家計にはもちろん響きますが、何より子供が安心して食べられて喜んでもらえるなら、その出費は必要経費と思うようにしています。

 

 

もしアレルギー対応商品の見切り品に出会ったら……

 

 

ここで皆様にお願いです!

 

 

スーパーに行かれて、もしアレルギー対応商品に見切り品シール(割引シール)が貼られていたら、ぜひ救済の意味も込めてひとつでも買っていただきたいのです。

 

 

先程もお伝えしたように、アレルギー対応商品の見切り品シールは棚から姿を消す一歩手前の危機にされされているからです! 

 

 

ぜひアレルギーっ子の豊かな食生活を守るためにも、ぜひぜひご協力をいただけるとうれしいです。

 

 

ぜひアレルギーっ子の豊かな食生活を守るためにも、ぜひぜひご協力をいただけますとうれしいです。

 

 

アレルギーフリー食研究家

野田真実

この記事のライター

野田 真実

アレルギーがあってもなくてもおいしく華やかな料理で豊かな食生活を提案。 アレルギーフリーやグルテンフリーなどの食事・スイーツレッスンを担当します。 愛知県在住/ミセスユニバースジャパン2021ファイナリスト
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