2021-07-31
こんにちは。
「10年後にお金を2倍にするマネープランニング」がコンセプトのファイナンシャルプランナーの川井えりかです。
最近お問い合わせ、ご相談の多いiDeCo(イデコ)についてご紹介します!
iDeCoでセカンドライフ資金をお得に準備できる
「投資をしたいけど、証券口座もないし、まずは何を始めたら良いのだろう?」
投資をする時はもちろん、貯金などお金をためるときもまずは
「何に使うお金を準備したいか?」を考えましょう。
夏休みのレジャー資金なのか、数年後の車の買い替え資金なのか、教育資金や老後資金なのか。
その目的によって最適な手段はかわります。
最近は、20代や30代の人も「老後が不安だから今からコツコツ準備しておきたい。」
という考えが多数派で、最近の若い人は本当にしっかりしています。
毎月の収入から老後資金を積み立てたい人に選んでほしいのがiDeCoです。
iDeCoの正式名は「個人型確定拠出年金」で、60歳までに貯蓄や投資で貯めたお金を60歳以降に受け取ることができます。
60歳まで受け取ることができないので、夏休みのレジャー資金や、車の買い替え資金には使えませんが、大きなメリットがあります。
それが、節税になるということです。
例えば個人事業主の人が、節税のためにあと10万円経費を使いたい!
と思って消耗品を買ったり、会食や出張をして経費をつくることがあります。
経費がふえると利益が減るので、支払う税金も減り、節税になります。
iDeCoで年間10万円の老後資金を貯めている人は、
年末調整や確定申告でiDeCoの掛金10万円を申告すると、
10万円の経費をつくる人と同じだけの節税効果があります。
同じ10万円ですが、会食して消費する10万円と、運用して60歳以降に受け取れる10万円。
どちらの方が60歳の自分は嬉しいと思いますか?
しかもiDeCoは貯金だけでなく投資ができるので、
10万円が15万円、20万円にふえて受け取れる可能性だってあります。
老後のお金を積立しながら投資をしたい、おまけに節税もしたいなら、
お金を消費する節税ではなく、お金を投資する節税の方が賢いですよね。
しかも会食して経費を計上できるのは会社経営者や個人事業主だけですが、iDeCoは会社員でも節税できます!
iDeCoでどうやって投資をするの?
iDeCoは投資をするために証券口座を開設する必要がありません。
(投資の利益が非課税になるNISAは証券口座か銀行口座が必要です)
その代わり、銀行、証券会社、保険会社など申込窓口になる金融機関を決めて加入します。
「みずほ銀行の口座をもっていないけど、みずほ銀行でiDeCoを始める。」
というように全く取引のない金融機関でも申込できます。
どこで申込するかを選ぶためのポイントはコストです。
iDeCoには口座を管理するための月額費用がかかるため、そのコストの安い所を選びましょう。
ちなみに私はコストの安さと、投資する商品ラインナップの豊富さで、
SBI証券のiDeCoで投資をして老後資金をふやしています。
どこで申込をするかが決まれば、次に掛金を決めます。
掛金は5,000円以上で設定します。
上限があって、個人事業主は68,000円、会社員は勤務先により12,000~23,000円の間で異なります。
扶養に入っている専業主婦は、23,000円です。
掛金は毎年変更できるので、今の時点で無理のない額を選択し、
将来増額したり減額したりすることが可能です。
申込書類を請求して提出すると、3~4カ月で加入手続きが完了して、毎月口座振替で積立がはじまります。
毎月の掛金を定期預金などで安全に積み立てるのか、
収益性の高い株式で運用できる投資信託で積立てるのかは、
申込書を提出するときに決めて記入してもよいですし、
積立が始まってから決めることもできます。途中で投資先を変更することも可能です。
iDeCoで老後資金1億円も可能?!
iDeCoで老後資金1億円、これは私の個人的な目標です。
①21歳から積立しているので、60歳まで約40年間資産運用ができる
②パフォーマンスの良い外国の株式で運用する
私のiDeCoの掛金は月23,000円(会社員の上限)ですが、
この2つを想定してシミュレーションすると、
60歳で6,000万円くらいになります。
夫婦二人でやれば、1億円超えちゃいますね!
しかも、約40年間ずーーーーーっと節税ができて、
毎年税金が戻ってくるのです。
iDeCoをやらない方がよい人
証券口座がなくても投資ができて、節税もできる。
良い所ばかりに見えますが、実はiDeCoが向いていない人もいます。
たとえば専業主婦。
専業主婦は収入がない、または年収100万円未満で扶養の範囲だと税金を払っていません。
税金を払っていない人は当然節税できませんので、
iDeCoではなくコストのかからない別の方法で投資をするのがお勧めです。
住宅ローンを組んで10年以内の人も、注意が必要です。
住宅ローン減税期間中は、年末調整や確定申告で沢山税金が戻ってきます。
住宅ローン減税で、支払った所得税が全額還付されている人は、iDeCoの節税メリットはありません。
つまり、税金を払っている人で、老後資金を積み立てたい人がiDeCoとの相性がよいです。
自分が税金を年間いくら払っているのかは、
個人事業主は確定申告書、会社経営者と会社員は源泉徴収票を見ればわかります。
投資は早く始める人がより長い期間運用できて有利です。
そろそろ始めたい!
と思っている人は、いま始めましょ!
私のオススメは、SBI証券のiDeCoです。
SBI証券のiDeCo
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